質問内容
将棋や囲碁など、プロが相手でも、ほとんど負けないことは、スーパーコンピューターでも、ほとんど不可能でしょうか。pcは、進化していますが。
チェスでは、IBMのマシーンが勝ったことがありましたね。
教養と学問、サイエンス|一般教養に寄せられた質問
回答内容
まだ不可能でしょうね。
現在のコピューターは、記憶と演算能力が高いのですが、等価の際の選択決定に関しての能力がありません。
で、実は将棋などはこの選択決定が勝負の勝敗を分けるのです。
もちろん簡単なレベルでは、人間にとっては選択決定であっても、PCの膨大なデータバンクで検索すれば非常に高い確率の「正解」が存在す場合が多数あります。
しかし、それを超えた場合は、PCはそれこそ確率的にしか「正解」を探る事はできません。
つまり、正解が存在するのであればPCは無敵ですが、正解が複数ある場合は、当たり前に正解は出せないのです。
禅問答のようで難しいでしょ。
チェスは比較的簡単です。
なぜかと言うと取った駒を再利用できません。
将棋は取った駒を再利用できるので、チェスよりも難しくなります。
で、囲碁になると、これはもうPCの手に負えないんです。
囲碁は陣取りですから、打ち込み自体が駆け引きです。
チェスや将棋以上に「正解」が存在しません。
右下で負けて居ても左上で勝てばいいのです。
もちろんその計算は瞬時に出来ますから、場面場面で自陣の計算は出来ます。
しかし、右と左、どっちも等価だった場合はPCには「正解」が無くなるのです。
結局人間とPCが対戦してPCが勝つのは、「正解」がある局面で人間がミスした場合だけです。
下手ならPCに簡単に負けますし、上手なら負けにくくなります。
正解が複数あり、それらが等価の場合などは、PCはかえって不利になります。
そうなるとPCは確率計算で予測しますから、こうなると人間と変わりません。
(例えば対戦相手の過去の全棋譜を検索して、2つある等価の正解のうちどちらを選択した場合に有利かを、確率論として予測する。
当然過去のパターンどおりに人が動くとは限らないし、人はPCのそういう部分も考慮して手を打ってくるから、これはもう、PCを持ってしても当たるも八卦はずれるも八卦となる)
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